「凌犯期間(りょうはんきかん)が来るらしい」と聞いて、いつからいつまでなのか、何に気をつければいいのかを調べている人も多いと思います。
先に答えると、次の凌犯期間は2026年12月29日(火)〜2027年1月7日(木)の10日間です。2027年はそのあとにも4回あって、年をまたぐこの期間も合わせると、2027年は5つの期間・合計83日が凌犯期間にあたります。
この記事では、日程に加えて「凌犯期間はそもそもどう決まるのか」を、私が運営している無料プチ星読みの研究ノートで計算して確かめた結果をまとめました。結論からいうと、凌犯期間は旧暦の1日が何曜日かで決まっていて、実際の天体の位置は使われていません。この記事でわかることは、次の4つです。
- 2026年12月〜2027年の凌犯期間の日程と日数
- 凌犯期間の決まり方(旧暦の1日の曜日の表)
- 宿曜経の原文と、いまの凌犯期間の違い
- 自分の六害宿の数え方と、怖がらずに付き合うコツ
凌犯期間はいつ?2026年12月〜2027年の日程
まずは日程からです。2026年6月から2027年までの凌犯期間を表にまとめました。日付はすべて日本時間です。
| 期間 | 日数 | メモ |
|---|---|---|
| 2026年6月23日(火)〜7月19日(日) | 27日間 | 終了 |
| 2026年12月29日(火)〜2027年1月7日(木) | 10日間 | 次の凌犯期間(年をまたぐ) |
| 2027年1月26日(火)〜2月6日(土) | 12日間 | |
| 2027年2月23日(火)〜3月21日(日) | 27日間 | |
| 2027年4月7日(水)〜4月18日(日) | 12日間 | |
| 2027年9月30日(木)〜10月24日(日) | 25日間 |
2026年は、6月の27日間がすでに終わっていて、残りは12月29日からの期間です。2026年の中に入る日は、6月の27日と12月の3日を合わせて30日。一方、2027年は年明けの7日を含めて83日あるので、2027年は2026年よりずっと凌犯期間の多い年です。
なお、年をまたぐ期間はここでは両方の年に数えています。サイトによっては12月29日からの10日間をまるごと2026年に数えているところもあって、同じ日程でも年ごとの日数が違って見えることがあります。
その先の2028年は、9月19日(火)〜10月15日(日)の27日間の1回だけです。
この日程は、旧暦の規則から私が計算したものです。占いサイトなどで公開されている20の期間と照らし合わせたところ、開始日も終了日もすべて一致しました。年代ごとの全期間は研究ノートに載せています。(出典:無料プチ星読み 研究ノート『凌犯期間はどう決まるのか』、2026年10月6日計算)
凌犯期間(七曜陵逼)とは?
凌犯期間(りょうはんきかん)は、宿曜占星術で使われる期間で、七曜陵逼(しちようりょうひつ)とも呼ばれます。生まれた宿に関係なく、すべての人に同じ日付でやってくる衰運期とされています。表記は「七曜陵逼」「七曜凌逼」とサイトによって少し違いますが、指しているものは同じです。
いちばんの特徴は、普段の吉凶が逆転するといわれることです。宿曜占星術では、自分の本命宿(生まれた日の宿)と、その日の宿との関係で日ごとの運気を見ます。凌犯期間中は、ふだんは良いとされる「胎・栄・安・成・友・親」の日が悪い日になり、ふだんは注意とされる「衰・危・壊」の日が良い日になる、とされています。(出典:宿曜占星術 八雲院『凌犯期間と六害宿』)
この「栄」「安」といった名前は、27宿を9宿ずつ3巡に分けて、命・栄・衰・安・危・成・壊・友・親と並べたときの呼び名です。1巡目の始まりが命、2巡目の始まりが業、3巡目の始まりが胎にあたります。
豆知識:宿曜占星術はどこから来た?
宿曜占星術の27の宿は、インド占星術のナクシャトラ(月の通り道を27に分けた星宿)がもとになっています。国立天文台の暦Wikiによると、二十七宿はインドの占星術から仏典『宿曜経』に組み込まれ、日の吉凶を占うものとして唐の時代に伝わってきました。中国の二十八宿と比べると牛宿がないのが特徴で、曜日(7日)と組み合わせると27のほうがパターンが多くなり、占いに都合がよい、とも説明されています。
日本へは、空海をはじめとする留学僧が、密教の一分野として持ち帰りました。空海が唐から持ち帰った経典の目録『御請来目録』にも、宿曜経2巻の名前が載っています。(出典:国立天文台 暦計算室『暦Wiki/二十八宿』、CBETA 大正蔵 T2161『御請來目錄』)
宿曜の27宿は、実はマンガ『キングダム』のキャラクターに当てはめた占いにも使われています。生年月日から自分の宿を気軽に楽しみたい人は、キングダム占いの記事もあわせてどうぞ。
宿曜占星術を本でまとめて確かめたい人向けの参考書としては、『宿曜大全』(かざひの文庫)があります。
六害宿とは
凌犯期間とセットで出てくるのが、六害宿(ろくがいしゅく)です。六害宿は、凌犯期間の中で、その日の宿が自分の本命宿から数えて決まった位置にある日のこと。命宿・意宿・事宿・克宿・聚宿・同宿の6種類があり、凌犯期間の中でも特に注意が必要な日とされています。
凌犯期間はみんな同じ日付ですが、六害宿は本命宿によって人ごとに日付が変わります。凌犯期間の外では六害宿になりません。自分の六害宿の数え方は、後半の「六害宿の調べ方」でくわしく紹介しますね。
凌犯期間の決まり方|旧暦の「1日の曜日」で決まる

凌犯期間がどう決まるのかは、意外と知られていません。じつは、とてもシンプルな表で決まっています。旧暦の各月の1日(朔日〈ついたち〉)が何曜日かを見て、表の曜日と同じなら、その月の決まった日が凌犯期間になるんです。
| 旧暦の月 | 朔日がこの曜日なら(前側) | 朔日がこの曜日なら(後ろ側) |
|---|---|---|
| 正月 | 土曜:1〜16日 | 日曜:17〜30日 |
| 2月 | 月曜:1〜14日 | 火曜:15〜30日 |
| 3月 | 水曜:1〜12日 | 木曜:13〜30日 |
| 4月 | 金曜:1〜10日 | 土曜:11〜30日 |
| 5月 | 日曜:1〜8日 | 月曜:9〜30日 |
| 6月 | 火曜:1〜6日 | 水曜:7〜30日 |
| 7月 | 金曜:1〜3日 | 土曜:4〜30日 |
| 8月 | 火曜:1〜27日(この月だけ1行) | |
| 9月 | 木曜:1〜25日 | 金曜:26〜30日 |
| 10月 | 土曜:1〜23日 | 日曜:24〜30日 |
| 11月 | 火曜:1〜20日 | 水曜:21〜30日 |
| 12月 | 木曜:1〜18日 | 金曜:19〜30日 |
朔日がどちらの曜日でもなければ、その月に凌犯期間はありません。この表は、八雲院とnakshatra.tokyoの2つのサイトに同じものが載っています。(出典:nakshatra.tokyo『七曜凌犯の解説』、八雲院『凌犯期間と六害宿』)
表の引き方|2026年12月の例
実際に、次の凌犯期間を表から出してみましょう。手順は3つです。
- 旧暦の1日(新月の日)を調べる:国立天文台の暦要項によると、2026年12月の朔(新月)は12月9日9時52分です。この日が旧暦11月1日にあたります。
- その日の曜日を見る:2026年12月9日は水曜日です。
- 表を引く:11月の行は「水曜なら21〜30日」。旧暦11月21日〜30日を西暦に直すと、2026年12月29日〜2027年1月7日です。
旧暦の何月にあたるかは、二十四節気の入り方で決まります。月の番号まで自分で決めるのは大変なので、旧暦カレンダーで「旧暦○月1日」を確かめてから表を引くのが確実です。(出典:国立天文台 暦計算室『令和8年(2026)暦要項 朔弦望』)
表の正体は「角宿の日が火曜」
この表、ぱっと見では曜日と日付がバラバラに並んでいるように見えますよね。でも、宿曜の暦と重ねてみると、ひとつの決まりが見えてきます。
宿曜の暦では、旧暦の月ごとに1日の宿が決まっています。正月は室宿、2月は奎宿、3月は胃宿、4月は畢宿、5月は参宿、6月は鬼宿、7月は張宿、8月は角宿、9月は氐宿、10月は心宿、11月は斗宿、12月は虚宿。そこから1日に1宿ずつ、二十八宿の牛宿を飛ばして進みます。(出典:国立天文台 暦計算室『暦Wiki/二十八宿』)
表の各月で、後ろ側の期間が始まる日の宿を数えると、どの月も角宿になります。さらにその日の曜日を数えると、どの月も火曜です。たとえば2026年12月29日は旧暦11月21日。11月1日の斗宿から20宿進むと角宿で、曜日は火曜日です。
つまり凌犯期間の表は、「暦の宿が角宿で、曜日が火曜の日から、次の角宿の前日まで(旧暦の月末で打ち切り)」を月ごとに書き下したものと読めます。角宿から次の角宿までは27日なので、凌犯期間は最長でも27日です。日程の表に27日間の期間がいくつも並んでいたのは、このためなんですね。
1950〜2050年の全36,890日で、表とこの言い換えを比べると、違ったのは32日だけでした。すべて「旧暦8月で、1日が水曜の年の28〜30日」で、表の8月にはこの行がありません。流派の違いなのか、表を作るときの省略なのかは分かっていません。
この「角宿の日が火曜」という言い換えは、私が表の形から読み取った分析です。八雲院やnakshatra.tokyoなど、表の出典に書かれている説明ではないので、その点は区別して読んでくださいね。計算の方法と比べた結果は、研究ノートに載せています。(出典:研究ノート『凌犯期間はどう決まるのか』表を読み解くと「角宿の日が火曜」)
年によって回数が違う理由
旧暦の各月は、新月の日を1日として始まります。旧暦の1か月は29日か30日なので、1日の曜日は月ごとに少しずつずれていきます。表の曜日にぴったり当たる月が何回来るかで、その年の凌犯期間の回数と長さが決まるんです。(出典:国立天文台 暦計算室『暦Wiki/太陰太陽暦』)
実際に、ここ数年の凌犯期間を並べてみると、回数も日数もかなりばらつきがあります。
| 年 | 回数 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 2回 | 49日 | 6/7〜6/28、7/5〜7/31 |
| 2023年 | 5回 | 90日 | 1/10〜1/21、2/7〜3/5、5/2〜5/19、5/30〜6/25、7/18〜7/23 |
| 2024年 | 4回 | 95日 | 1/2〜1/28、2/10〜2/25、9/3〜9/29、10/3〜10/27 |
| 2025年 | 2回 | 51日 | 7/1〜7/24、8/26〜9/21 |
| 2026年 | 2回 | 30日 | 6/23〜7/19、12/29〜(翌年1/7まで) |
| 2027年 | 5回 | 83日 | (前年12/29から)〜1/7、1/26〜2/6、2/23〜3/21、4/7〜4/18、9/30〜10/24 |
| 2028年 | 1回 | 27日 | 9/19〜10/15 |
もっと長い目で見ると、1950〜2050年では、凌犯期間に入る日は1年に平均52.7日。いちばん多かったのは1980年の126日でした。反対に、凌犯期間が1日もない年もあって、1967年・1974年・2001年・2011年・2038年・2045年の6年がそうです。最近だと2011年、次は2038年ですね。(出典:研究ノート『凌犯期間はどう決まるのか』)
「天体の動きが乱れる時期」は本当?宿曜経の原文と比べてみた
凌犯期間を調べていると、「天体の動きが乱れる時期」「七曜の影響が強まる時期」といった説明をよく見かけます。たとえば、七曜を太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つの天体と説明したうえで、その動きによって27の宿が影響を受け、影響が強まる時期を凌犯期間と呼ぶ、と書いているサイトもあります。(出典例:日本メディカル心理セラピー協会の宿曜占星術コラム)
でも、ここまで見てきたとおり、凌犯期間の日付は旧暦の1日の曜日と暦の宿だけで決まっています。では、宿曜占星術のもとになった経典には、どう書かれているのでしょうか。
宿曜経では、宿を犯すのは実際の天体
宿曜経の正式名は『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』。8世紀に不空が訳した仏典で、台湾の仏典データベースCBETAで原文を読むことができます。凌犯期間に関係する一節は、次の2つです。
宿曜経の原文(大正蔵21巻 No.1299)
巻上「秘密雑占品第五」
「凡如七曜運天犯著人六宮宿者,必有災厄,一者命宿、二者事宿、三者意宿、四者聚宿、五者同宿、……」
やさしく読むと:七曜が天をめぐって、人の6つの宿を犯すようなときは、必ず災いがある。その6つとは、命宿・事宿・意宿・聚宿・同宿……
巻下
「夫五星及日月陵犯守逼命、胎之宿,即於身大凶」
やさしく読むと:5つの惑星と太陽・月が、命の宿や胎の宿を犯したり迫ったりすると、その身に大きな凶がある。
※読み下しは当ブログによるものです。(出典:CBETA『文殊師利菩薩及諸仙所說吉凶時日善惡宿曜經』)
注目したいのは、2つ目の一節の主語です。人の宿を「陵犯」「陵逼」するのは「五星及日月」、つまり実際の5つの惑星と太陽・月なんです。凌犯(陵犯)や七曜陵逼の「陵逼」という言葉は、この経典に出てくるものです。
1つ目の一節に並ぶ「命宿・事宿・意宿・聚宿・同宿」も、六害宿の名前とそっくり同じです。経典では、天をめぐる七曜が犯すと災いがある宿として挙げられていました。
いまの凌犯期間は惑星の位置を見ていない
一方、いま使われている凌犯期間の表は、旧暦の1日の曜日と暦の宿だけで決まります。その期間に惑星が空のどこにあるかは、計算のどこにも入っていません。
さらにいうと、暦の宿そのものも、実際の月の位置とずれています。1950〜2025年の全27,759日を計算したところ、宿曜の暦の宿は、実際の月がいるナクシャトラより平均2.42宿先に進んでいて、同じ日に一致したのは2.82%でした。(出典:無料プチ星読み 研究ノート『宿曜の宿とナクシャトラの一致率』)
ちなみに、同じ経典は曜日のことも「七曜」と呼んでいます。巻下の「七曜直日暦品」には、太陽・月・5つの惑星が1日ずつ交代で人間界を受け持ち、7日で一巡する、という曜日の考え方が書かれています。
また経典には、日付から宿を数える出し方や、曜日と宿の組み合わせで吉日・凶日を決めるやり方(甘露日・羅刹日など)も載っています。ただ、凌犯期間の曜日の表そのものは経典に見当たらず、いつ・誰が作ったのかは、まだ調べていません。
まとめると、「天体の動きが乱れるから凌犯期間になる」という説明は、少なくとも期間の決め方とは結びつきません。とはいえ、だから凌犯期間は当たらない、と言い切るつもりもありません。凌犯期間は、宿曜占星術の伝統の中で受け継がれてきた暦の上の区切りです。どこまで気にするかは、仕組みを知ったうえで自分で選べばいいと私は思います。占いとの付き合い方については、占いはなぜ当たるのか?占星術とタロットを仕事・恋愛に活かす方法でも書いています。
六害宿の調べ方|自分の本命宿から数える
ここからは、自分の六害宿を調べる方法です。六害宿は、凌犯期間の中で、その日の宿が自分の本命宿から数えて決まった位置にある日。手順は3つです。
- 自分の本命宿を知る
- 凌犯期間中の、それぞれの日の宿を確かめる
- 本命宿から数えて「0・3・9・12・15・19宿先」にあたる日を探す
手順1:自分の本命宿を知る
本命宿は、生まれた日の暦の宿です。旧暦の誕生日がわかれば、その月の1日の宿(正月は室宿、2月は奎宿……)から日数ぶん進めて出せます。ただ、誕生日を旧暦に直すところが少し手間なんですよね。
あなたの本命宿は何宿?
生年月日と出生地を入れると、西洋占星術のプチ鑑定と一緒に、宿曜の本命宿、月のナクシャトラ、インド式で見た太陽・月の星座を並べて表示します。旧暦に直す手間はいりません。登録不要・30秒です。
手順2:凌犯期間中の日の宿を確かめる
凌犯期間の日の宿は、さっきの「角宿の日が火曜」を使うとかんたんです。月の後ろ側の期間は角宿から始まるので、初日を角宿として、亢・氐・房……と1日ずつ数えていけば出せます。次の凌犯期間なら、こうなります。
| 日付 | その日の宿 |
|---|---|
| 2026年12月29日(火) | 角宿 |
| 12月30日(水) | 亢宿 |
| 12月31日(木) | 氐宿 |
| 2027年1月1日(金) | 房宿 |
| 1月2日(土) | 心宿 |
| 1月3日(日) | 尾宿 |
| 1月4日(月) | 箕宿 |
| 1月5日(火) | 斗宿 |
| 1月6日(水) | 女宿 |
| 1月7日(木) | 虚宿 |
2027年4月7日〜18日のように月の前側にある期間は、初日が角宿ではありません。その場合は、旧暦の日付と月の1日の宿から数えてください。
手順3:本命宿から数えて六害宿を出す
本命宿から数えて、次の位置にある宿の日が六害宿です。27宿は「昴・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫・角・亢・氐・房・心・尾・箕・斗・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃」の順に並んでいて、胃の次は昴に戻ります。
| 六害宿 | 本命宿から | 三九の位置 |
|---|---|---|
| 命宿 | 0(本命宿と同じ宿) | 命 |
| 意宿 | 3宿先 | 安(1巡目) |
| 事宿 | 9宿先 | 業 |
| 克宿 | 12宿先 | 安(2巡目) |
| 聚宿 | 15宿先 | 壊(2巡目) |
| 同宿 | 19宿先 | 栄(3巡目) |
(出典:nakshatra.tokyo『七曜凌犯の解説』、研究ノート『凌犯期間はどう決まるのか』六害宿の数え方)
次の凌犯期間の六害宿早見表
手順2と手順3を組み合わせて、次の凌犯期間(2026年12月29日〜2027年1月7日)の六害宿を27宿すべてについて出しておきました。自分の本命宿の行を見てください。
| 本命宿 | 六害宿になる日 |
|---|---|
| 昴宿 | 12/30(水)克宿、1/2(土)聚宿、1/6(水)同宿 |
| 畢宿 | 12/31(木)克宿、1/3(日)聚宿、1/7(木)同宿 |
| 觜宿 | 12/29(火)事宿、1/1(金)克宿、1/4(月)聚宿 |
| 参宿 | 12/30(水)事宿、1/2(土)克宿、1/5(火)聚宿 |
| 井宿 | 12/31(木)事宿、1/3(日)克宿、1/6(水)聚宿 |
| 鬼宿 | 1/1(金)事宿、1/4(月)克宿、1/7(木)聚宿 |
| 柳宿 | 1/2(土)事宿、1/5(火)克宿 |
| 星宿 | 1/3(日)事宿、1/6(水)克宿 |
| 張宿 | 12/29(火)意宿、1/4(月)事宿、1/7(木)克宿 |
| 翼宿 | 12/30(水)意宿、1/5(火)事宿 |
| 軫宿 | 12/31(木)意宿、1/6(水)事宿 |
| 角宿 | 12/29(火)命宿、1/1(金)意宿、1/7(木)事宿 |
| 亢宿 | 12/30(水)命宿、1/2(土)意宿 |
| 氐宿 | 12/31(木)命宿、1/3(日)意宿 |
| 房宿 | 1/1(金)命宿、1/4(月)意宿 |
| 心宿 | 1/2(土)命宿、1/5(火)意宿 |
| 尾宿 | 1/3(日)命宿、1/6(水)意宿 |
| 箕宿 | 1/4(月)命宿、1/7(木)意宿 |
| 斗宿 | 1/5(火)命宿 |
| 女宿 | 12/29(火)同宿、1/6(水)命宿 |
| 虚宿 | 12/30(水)同宿、1/7(木)命宿 |
| 危宿 | 12/31(木)同宿 |
| 室宿 | 1/1(金)同宿 |
| 壁宿 | 12/29(火)聚宿、1/2(土)同宿 |
| 奎宿 | 12/30(水)聚宿、1/3(日)同宿 |
| 婁宿 | 12/31(木)聚宿、1/4(月)同宿 |
| 胃宿 | 12/29(火)克宿、1/1(金)聚宿、1/5(火)同宿 |
今回は期間が10日と短いので、6つ全部がそろう人はいません。多い人で3日、斗宿・危宿・室宿の人は1日だけです。
例:婁宿の人の2027年の六害宿
期間が長いと、6つすべてがそろうこともあります。例として、婁宿の人の六害宿を2027年10月まで並べると、全部で19日ありました。
| 凌犯期間 | 婁宿の人の六害宿 |
|---|---|
| 2026/12/29〜2027/1/7 | 12/31(木)聚宿、1/4(月)同宿 |
| 2027/1/26〜2/6 | 1/28(木)聚宿、2/1(月)同宿 |
| 2027/2/23〜3/21 | 2/25(木)聚宿、3/1(月)同宿、3/9(火)命宿、3/12(金)意宿、3/18(木)事宿、3/21(日)克宿 |
| 2027/4/7〜4/18 | 4/9(金)意宿、4/15(木)事宿、4/18(日)克宿 |
| 2027/9/30〜10/24 | 9/30(木)聚宿、10/4(月)同宿、10/12(火)命宿、10/15(金)意宿、10/21(木)事宿、10/24(日)克宿 |
2027年3月までの日付は、光晴堂が公開している婁宿の運勢カレンダーの六害宿の表示とも一致しました。4月以降は、同じ規則で私が計算した日付です。
凌犯期間の過ごし方|怖がらずに付き合うコツ

凌犯期間や六害宿の日の過ごし方として、宿曜占星術のサイトでよく紹介されているのは、控えめに、丁寧に、慎んで行動することです。八雲院では、決断や契約、イベントごとは避けて、大事な交渉や車・住まいの購入、ローン契約、結婚式、旅行などは日取りを十分に検討するように、と書かれています。(出典:八雲院『凌犯期間と六害宿』)
とはいえ、2027年は凌犯期間が83日あります。1年の2割以上を、ぜんぶ「何もしない日」にするのは現実的じゃないですよね。私がおすすめしたいのは、次くらいの付き合い方です。
- 契約日や引っ越し日、旅行の出発日など、日程を選べる予定は、気になるなら凌犯期間の前後にずらす目安にする
- 仕事の締め切りや通院など、日程を選べない予定は気にしすぎない
- 六害宿の日が気になるなら、その日は確認を一つ増やすくらいの気持ちで過ごす
ちなみに、もとの宿曜経は、天体が人の宿を犯すときに「宜修功徳造善以禳之」、つまり功徳を積み、善い行いをして災いを払いなさい、と勧めています。避けて閉じこもるより、善いことをする期間として過ごす、という考え方ですね。ただしこの一節は、実際の天体が宿を犯す場合について書かれたもので、いまの曜日の表で決まる凌犯期間を指したものではありません。
なお、甘露日などの吉日と六害宿が重なる日もあります。伝承では、吉日と重なっても六害宿の凶が完全に消えることはない、とされています。
大事な判断は、中身と専門家への相談を優先して
健康やお金、契約、仕事の大きな決断は、凌犯期間かどうかより、内容そのものと、医師や専門家など信頼できる相手への相談を優先してください。体調が悪いときに「凌犯期間だから」と受診を先延ばしにするのはおすすめできません。占いは、日を選ぶ余裕があるときの参考くらいにとどめておきましょう。
凌犯期間のよくある質問
2027年の凌犯期間は何回ありますか?
5回です。2026年12月29日から続く期間(2027年に入るのは1月1日〜7日)を含めて、1月26日〜2月6日、2月23日〜3月21日、4月7日〜4月18日、9月30日〜10月24日の5つで、合計83日あります。
凌犯期間がない年はありますか?
あります。1950〜2050年では、1967年・1974年・2001年・2011年・2038年・2045年の6年は、凌犯期間が1日もありませんでした。最近だと2011年で、次は2038年です。
サイトによって凌犯期間の日付が違うのはなぜですか?
いちばん大きな理由は、旧暦に「公式版」がないことです。旧暦はすでに廃止されていて、天保暦の手順どおりに計算して公表する機関はありません。各サイトは、新月や二十四節気の天文データから、それぞれ旧暦を作っています。(出典:国立天文台 暦計算室『暦Wiki/太陰太陽暦』)
そのうえで、規則の表には書かれていない部分があります。
- 閏月の扱い:表の出典には書かれていません。研究ノートでは同じ番号の月の行で判定しましたが、1950〜2050年で閏月を含む凌犯期間が11期間あり、ここは流派によって違う可能性があります。
- 旧暦8月末の扱い:「角宿の日が火曜」の言い換えと表がずれる日で、直近は2044年10月18日〜20日です。当面の日程には影響しません。
- 2033年問題:2033〜2034年は旧暦の閏月の置き方に複数の案があり、その間の凌犯期間も案によって変わる可能性があります。
六害宿の日付がサイトによって違う場合は、本命宿の出し方が違うことも考えられます。暦の日付から出す方法と、生まれた時刻の実際の月の位置から出す方法では、宿がずれることがあるんです。くわしくは研究ノートの「読むときの注意」にまとめています。
まとめ|凌犯期間は日程と仕組みを知って付き合う
- 次の凌犯期間は2026年12月29日(火)〜2027年1月7日(木)の10日間
- 2027年は5つの期間で合計83日。2026年(30日)より多い年
- 凌犯期間は旧暦の1日の曜日の表で決まり、表の正体は「暦の角宿の日が火曜」
- 宿曜経で人の宿を犯すのは実際の天体。いまの凌犯期間は天体の位置を使っていない
- 六害宿は、凌犯期間の中で本命宿から数えて0・3・9・12・15・19宿先にあたる日
凌犯期間は、怖がるためのものというより、宿曜占星術の伝統が残してきた暦の区切りです。日程と仕組みを知っておけば、大事な予定を選ぶときの参考にも、気にしすぎないための材料にもなります。まずは自分の本命宿を知って、六害宿を数えるところから試してみてくださいね。
六害宿を数える前に、本命宿を確かめませんか?
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